三井のリフォーム
三井不動産グループ

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戸建てリフォーム(リノベーション)の主なメリット

戸建てをリフォームすることで得られる主なメリットをいくつかご紹介します。

住まいの思い出を残すことができる

家には築年数が経つにつれて重ねてきた家族の歴史が至るところに詰まっています。建て替えの場合、思い出もすべてリセットして、建て直す必要がありますが、リフォームなら「この部屋は今のまま残したい」「思い出の柱を別のところで使ってほしい」といったカスタマイズが可能となります。リフォーム前の家の良さを生かして、新しい家へと生まれ変わらせることができるのです。

古い家の風情を残して新しい家を造ることができる

リフォームは、100年経った家でも行えます。経年劣化で家の内部はリフォームしなければならないが、風情ある外観は残したいというときなどは、スケルトンリフォームで対応可能です。 スケルトンリフォームは、解体工事で床、壁、天井をすべて取り払い、躯体だけの状態にして、一から造り直すリフォームの方法です。間取りから自由に設計できるので、古い家の良さと新しい家の快適さをうまくミックスさせた家にすることができます。

再建築不可物件もリフォームで新しく

「接道(道路と敷地が接する部分)が幅2m以上であること」「敷地に接する道路の道幅が4m以上あること」という建築基準法で定められた条件を満たしていない「再建築不可物件」は、古くなった住宅を壊して再建築することができません。十分な幅のある道路に接していないと、災害時の救護活動や火事の際の防火活動を行えない可能性があるからです。 しかし、こうした再建築不可物件でも、リフォームをして住むことは可能です。再建築不可物件を安く手に入れて、リフォームで新築同様にして暮らすという選択をする人も少なくありません。

戸建てリフォーム(リノベーション)の主なデメリット

  • 戸建てをリフォームすることによる主なデメリットをいくつかご紹介します。
  • 電卓(費用がかさむ)

工事によっては費用がかさむ

築年数が古い戸建ては、リフォームすべき場所が多かったり、土台や柱・梁など構造に関わる部分にまで傷みが広がったりしていて、当初の予定よりリフォームの費用がかさむ可能性があります。 最初は部分的なリフォームのつもりだったのに、蓋を開けてみたら、白アリによる被害や腐食が発見されて、やむなく大規模な工事に変更した…というケースは多いものです。さらに、キッチンや浴室、トイレ、給湯器、照明などに古い住宅設備が使われていれば、新しい住宅設備に変更することも考えなくてはなりません。 築年数が古い戸建てをリフォームする際は、大掛かりな工事になるかもしれないという予測のもとで予算を立てるようにしましょう。

住宅ローンの審査が厳しくなる

新築物件を購入する場合に比べ、中古物件を購入してリフォームする場合は、住宅ローン審査が厳しくなります。建物の価値は耐用年数で判断されるため、築年数が経っている中古物件はどうしても住宅ローンの担保価値が低くなってしまうからです。さらに、駅から遠く、旗竿地(竿についた旗のように、道路に接する部分が細く、その奥に家の敷地がある形状の土地)など立地が悪いといった理由で土地の評価額が低いと、ローン審査はより厳しくなると考えたほうがいいでしょう。

リフォーム(リノベーション)を行う際のポイント

  • リフォームされた部屋にいる家族
  • 築年数の古い戸建てをリフォーム(リノベーション)する際に、気をつけておきたいポイントを解説します。

家に関する家族の意見を聞く

まずは、家に関する家族の意見を聞くことが大切です。 それぞれが、どのような住まいを望んでいるのか、今住んでいる家のどのような部分で不便さを感じているのかといった点について、家族みんなで話し合いましょう。

中途半端なリフォームはリスクがある

築年数の長い戸建てをリフォームして住むにあたって、目先の出費を惜しんで中途半端なリフォームで終わらせると、住み始めてすぐに不具合が見つかるなどして再度工事をすることになりかねません。 特に、目に見えない給水管や排水管は、必ず劣化しているといっていいでしょう。長く住むなら、一度全体的に手を入れておくと安心です。

建築時期を見極めてリフォームの内容を決める

築年数の古い戸建ては、新築に比べて機能面、性能面に大きな差があります。リフォームを行う際は、今住んでいる家が築何年で、どのような部分で不便さを感じているのかをしっかり見極めて、リフォームの内容を決めましょう。

優先順位をつける

リフォームには、予算や広さなどの制約があるはずです。計画が進んでから困らないよう、今住んでいる家のどのような部分で不便さを感じているのかをしっかり見極め、やりたいことに優先順位をつけてきちんと整理しておきましょう。

将来を見据える

リフォームをするということは、この先、何十年と長く暮らそうと考えている場合がほとんどでしょう。 「今欲しい機能」「今時のデザイン」だけを詰め込むのではなく、10年先、20年先を見据えて必要なものを取り入れるリフォームがおすすめです。

補助金・減税の活用

リフォーム(リノベーション)を行いたいけど、費用は抑えたい…。そんなときに考えたいのが、補助金や減税といった制度の活用です。 リフォームに関する補助金は、一定の要件を満たすリフォームについて、国や自治体が費用を補助するものです。対象となるのは、省エネ、断熱・耐震、バリアフリーのほか、長期優良住宅化(既存住宅の長寿命化など)、家事負担軽減に関するリフォームです。 また、リフォームの目的によっては、所得税、固定資産税、贈与税といった税金が優遇される場合があります。 リフォーム前に専門家によるインスペクション(住宅診断)を依頼するなどして、条件を詳しく確認した上でリフォームを行うといいでしょう。

リフォーム中の住まいについて

工事内容によっては、リフォーム中に住み続けることは可能ですが、住みながらの工事は引越しや仮住まいの費用がかからない反面、建物内での荷物の移動や養生を伴いますので、その分費用もかかり、工事期間も長くなりがちです。 水廻りを含む大規模なリフォーム工事の場合は、仮住まいをすることをおすすめいたします。